当院は、平成8年4月に高知市福井町で開院し、平成21年11月に現在の福井扇町へ移転いたしました。
地域の皆さまに支えられながら、小児医療に約30年携わってまいりました。
令和7年4月には、前院長の退任に伴い現院長がその職を引き継ぎ、新たな体制で診療を行っております。子育て中の親としての視点を生かし、これまでの信頼と実績を受け継ぎながら、時代に合わせた丁寧で温かい診療を目指しています。
当院では、スピーディーで的確な診察を心がけるとともに、できる限り待ち時間を短くすることを大切にしています。
特に、体調を崩したお子さまや看病で疲れているご家族にとって、長い待ち時間は大きな負担です。
育児や仕事、家事に追われる中でも、少しでも早くご自宅に戻り、ご家族の時間を持てるように ―― そんな思いで、診療の効率化と回転の速さに日々取り組んでいます。
また、お子様の体調不良は突然訪れることが多く、「今日、今すぐ診てほしい」という声に応えるため、予約制は導入しておりません。
予約制の導入により、「必要な時に診てもらえない」ということが起こるのを避けたいと考えています。
もちろん、予約制を取り入れずに待ち時間を短縮することは相反する部分もあります。
それでも当院は一人でも多くのお子様をできるだけ早く、そして丁寧に診るためにスタッフと連携し、日々努力と工夫を重ねてまいります。
地域の皆様、そして他の病院の先生方に支えられながら、当院は成り立っています。多くの方々への感謝の気持ちを忘れず、これからも「困った時に頼れる身近な小児科医」であることを目指し、地域の子育てを支えてまいります。